アメマス雄の剥製

アメマスSalvelinus leucomaenis leucomaenisです。全長84センチ、雄の大型個体の剥製標本です。基本的にイワナの降海型をアメマスと呼び、ダムが建設されて湖と化した場所では、湖沼型のアメマスも出現します。 イワナと違うのは、体型が細長く、非常にスピーディーに遊泳し、捕食の勢いで水面に飛び出ることもあるそうです。生まれてから、1〜3年間河川ですごした後、銀化し、3〜4月ごろ降海し、早いものは2ヶ月、遅いものでは1年以上を海で過ごした後、河川に遡上します。 産卵しない個体もいたり、河川に残留する個体もいたり、2度目の降海をするものもいるそうで、アメマスの生活は個体ごとに多様です。産卵のために遡上した個体は餌をとらず、海に下ったアメマスはその時期だけ成長します。7〜8年で70センチになります。